すすきの輪郭

窓を隔てた、そのむこう側

何かを告げる風が吹いていて

ただ願った

散歩のために家から出た
家の裏のなんでもない一本道

見上げた木の鳥はいつだって素晴らしかった。
祈りのようなあいさつをする


死ぬことは怖くない
だけど誰かが死ぬのはとてつもなくいやだ

朝目が覚めて
確かめて上下するソフィのお腹をみて安心をする

漠然とした、だけど確かにみんな
そこへ向かうし、
きれいごとでもないし、
だけどそれがあるから
それがあって美しいのだとも思う。

生まれた時からある、血みたいに流れるそれに
共鳴する